あいすくりーむとまいぷりん

ヲタク感も女子力もゆるいブログです。

ハロプロに憧れていた少女が初めてコンサートに行った話

 

 

初現場は

 

Berryz工房コンサートツアー

2009春   〜そのすべての愛に〜

 

でした。

 

 

今思えば、8年も前の話なんですが

 

私のハロプロ人生では、最近のことなのでした。

 

 

物心ついた時からモーニング娘。が大好きだった私。

 

まわりの友達は、親にコンサートに連れてってもらったりしていましたが

私の親は厳しく、CDを買ってもらうのも一苦労。

 

お手伝いを1カ月毎日したらシングル、アルバムともなると、3カ月。

 

発売したCDは、みんなが聞き飽きた頃に手に入るのでした。(T . T)

 

 

そんな私だったので

はじめてコンサートに行けたのは、自分でバイトができるようになってから。

 

 

自分でお金を稼げるようになったら、モーニング娘。に会いに行くんだ!!!と意気込んでいた私でしたが、

 

いざ、その時が来ると

幼い頃憧れていたモーニング娘。の姿はなく

 

好きだったメンバー(辻希美紺野あさ美)も卒業し、昔の底抜けに明るいモーニング娘。はどこえやら、

 

なんだか曲は暗いし好きなメンバーもいませんでした。(所謂、プラチナ期に突入していたのです)

 

今でこそプラチナ期最高!って思ってますが(笑)

 

当時子供だった私には暗い、暗すぎる!モーニング娘。じゃない!!!!と思ってしまったのです。(子供には理解できない歌詞だったのよ)

 

そんなとき、わたしを虜にしたのが嗣永桃子ちゃんのブリッブリな甲高い可愛い可愛いアイドルボイスと

 

昔のモーニング娘。のような

つんく全開な明るいひょうきんな曲たち。

 

狂ったようにギャグ100回分愛してください。のサビを聴き狂ったものです。

 

こっちいきたい!!!!

嗣永桃子ちゃんに会いたい!!!!!

 

菅谷梨沙子ちゃん可愛いよね〜って言ってた学校の友達と、勇気を出してコンサートへ足を運びました。

 

友達も、はじめてのコンサート。

 

まず、驚いたのがおじさんたちが生き生きとしています!!!!!

 

 

普段は真っ黒なスーツで真面目に会社に勤めてるはずの、自分の父と同じ年代のおじさんたちが

 

みんなカラフルなTシャツで、仲間で固まってワイワイしています。

 

なんということでしょう。

 

日本に元気を与えてるのはBerryz工房で、

日本の経済を支えてる人達を支えてるのもBerryz工房だったのです。

 

 

私はすごいところに来てしまった。

 

私は大丈夫だろうか。

 

パワフルなおじさん達についていけるのだろうか。

 

さっきまでひとりで座っていたおじさんも、

 

まもなく〜と、アナウンスがかかると立ち上がって

 

ちなみぃーーーーーーーーーー↑↑

 

と狂ったように叫びます。

 

 

えっ!? えっ????

 

私も友達もテンションについて行けず

 

ただ、立ち尽くすばかりです。

 

ダイソーで買って来た、チープなサイリウムも、(光る棒と書いてあるの当時は光る棒と呼んでいた)

 

はじめて買ったので、使い方も分かりません。

 

もうすぐ始まるというのに、電源がない!

光らない!!!

 

とパニックに陥る女の子二人を

 

おじさん達は見捨てません。

 

 

さりげなーく、折ってくれました。

 

 

折っても、良いんだ!!!?

折らないと光らないってこと!?

え、知らない人が普通にやってくれたけど!

そーゆー世界なの????えっ、

あ、ありがとうござ

 

 

うおおおおおお!!!!

 

おじさん達が発狂します。

(今でこそ女の子が多いけど当時は本当にいなくて、席からは自分達以外の女子を見つけることはできなかった)

 

嗣永桃子ちゃんの可愛いこと。

声のトーン、独特な歌いかた、豪快なダンスと、小さい体でちょこまか動き回る小動物感と、衣装の着こなし

 

全てが可愛くて感動し、ボケーっと立ち尽くしてました。

 

 

「桃子のこと〜〜!!!!!!」

 

おじさん達の太い歌声で、我にかえります。

 

 

えっ、なんで今歌った???

え、桃子ちゃんのパートだよね、なんでかぶせて歌った!?しかも全員で!?

 

友達も、同じく動揺していました。

(そうですスキスキ指数です)

 

 

 

え、いつ練習したの?リハあった?

私聞いてないよ!?

 

そーゆー暗黙のルールがたくさん存在し、

 

おじさん達は同じところで歌い、同じところで飛び上がり、同じところで手を上げ、同じところで後ろを向きます。ほんとに息ぴったりの部活動。

 

後ろなんて向かれた時にはもう大変。

 

何も知らない私達はステージをみてるので、

おじさんと至近距離で向かい合わせになるのです。(そうです、ライバルです)

 

えっ、私達が間違ってるの?

ど、どうすればいいの!??

 

もう大パニックです。

 

おじさん達の常識は、はじめてコンサートにきた無垢な少女達には常識ではないのです。

 

あ、暗黙のルールがあるんだなぁ

と理解してきて、なんとなく見よう見まねで、真似して楽しんできたのも、つかの間

 

若い男性が、通路を走り回り踊り狂います。

(もちろん怒られてましたが)

 

今ではありえませんが

当時はもう自由で、それはもう大変でした。

 

コンサートの、音楽をただおとなしく聴く。という概念をぶち壊されました。

 

自分たちも歌って踊る、いっしょに楽しむ

 

Berryz工房のコンサートは、コンサートって言葉で表せないな。

 

と、しみじみと友達と話しながら帰りました。

 

 

今でこそメンバーをじっくり見れますが

 

最初のコンサートというものは衝撃の連続。

おじさんたちの観察で終わってしまいます。

 

 

 

こうして、わたしのハロプロ人生における

初現場という大きなミッションをクリアしたのでした。

 

 

 

 

 

mimi